バイク買取店に買取査定を依頼した場合、店によって多少は査定額に違いがありますが、基本的に極端な高値や安値がつくことはありません。なぜなら査定を担当するのはバイクのプロであり、市場価値も熟知していて、あくまで商売としてバイク買取を行なっているからです。個人的な趣味が入り込む余地はないので、どこの店でも似通った金額になるのが普通です。これに対してネットオークションでバイクを売却すると、非常に高く売れる可能性がある反面、思ったよりずっと安価でしか売れないこともあります。

どこででも手に入るありふれた中古バイクは、出品しても高値がつかないのは当然です。高額で売却できるのは生産台数が少なく、市場にはあまり出回っていないバイクです。しかし人気の高い車種はバイク買取店でも、ネットオークションと同等以上に高額で売れることがあります。ネットオークションでは相手との交渉を自分自身で行なわねばならず、法律面や税金面の処理も面倒で、トラブルに巻き込まれる恐れもあります。

それだけ手間をかけるからには、買取店よりも遥かに高額で売れないと割に合いません。結局、ネットオークションで有利なのは、希少性はあるが人気は薄いバイクということになります。一般人に人気はなくてもマニアックな趣味の買い手がいれば、高い値段での売却が期待できるでしょう。そうでないなら素直にバイク買取店へ持って行ったほうが、時間と労力の無駄を省けるとも言えます。